城山神社( 鳥取県

所在地:鳥取市鹿野
彫師:不明
彫物製作年代:不明

1581年、羽柴秀吉は亀井新十郎茲矩に気多郡1万3千石を与えて鹿野城主とした。徳川幕府の時に加増されて4万3千石となった。干拓や用水路の工事、産業の振興に取り組み、外国とくにシャムやルソンとの交易も朱印船で行った。本丸下に鎮座する城山神社は、創立年代不明だが古くより妙見大明神と称し鹿野の住民から崇敬されていた。加知弥神社の摂社だったが、亀山氏の時代には城内鎮守として祀られていました。御祭神は須佐之男命で、大国主命と亀井茲矩命が合祀されている。

標高148m城山の山頂直下に鎮座している。最近建てられた覆屋の中に社殿はある。造営時期、棟梁、彫師などは伝わっていないようだが、その小振りな社殿には前後左右、数多くの素晴らしい彫刻が施されている。向拝水引虹梁上の龍、正面扉の両小脇板には岡山県の木山寺などにも見かける武士と鬼、向拝の海老虹梁、手挟み、左右側面と背面の軒下の龍頭などの組物、胴羽目、腰部の組物間と上から下まで彫刻があり、ひとつひとつの彫刻もいいが、全体に彫刻が社殿と調和していて近くから見ても、離れて見ても飽きない珠玉の社殿だ。
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