大川上美良布神社( 高知県

所在地:高知県香美市
彫師:高知市九反田の島村安孝、坂出定之助、原卯平、別役杢三郎等
彫物製作年代:明治2年(1869)

主祭神は大田々称古命で、このほか縁故深い大物主命、活玉依比売命、陶津耳命、櫛御方命、飯肩巣見命、美良比売命、健甕槌命を合祀。創建は今から約千五百年前の雄略天皇の時代といわれているが定かではない。しかし仁明天皇の承和八年以前より祭られていたという古い記述がある。当神社は延喜式の式内社で県内では二十一社の一つの由緒深い神社で古くから韮生郷の総鎮守として崇敬されて来た。嘉永五年十二月二十四日勅宣により神階正一位を授けられている。(境内由緒書から抜粋)

社殿は明治2年(1869)の再建。棟梁は高知市九反田の島村安孝で、ほかに坂出定之助、原卯平、別役杢三郎等によって建てられ、彫刻も島村安孝らが手掛けている。本殿には多くの彫刻で飾られているが、特に人物彫刻が多いのが特徴。施されている。向拝には神功皇后、南の脇障子は、源頼政、侍女あやめ、鵺を背負った猪早太、北は鹿を射止めた平経盛、腰羽目には、司馬温公瓶割り、鯉に乗る琴高仙人、亀に乗る廬敖か黄安仙人などがあり、それぞれ表情も豊かで見応えがある。社殿は高知県保護文化財に指定されている。
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