駒木諏訪神社( 千葉県

所在地:千葉県流山市
彫師:棟梁・多古の文蔵
彫物製作年代:文政9年(1826)

大同2年(807)この地に移住してきた高市皇子の後裔によって創建された。以来下総の中心の神社として、駒木のお諏訪さまと親しまれ信仰されてきた。つくばエクスプレス・流山おおたかの森駅、東武野田線豊四季駅のほぼ中間、県道278号に面した立地ながら約1万坪の広大な鎮守の森の中に鎮座している。境内には北村西望作のブロンズの狛犬をはじめとして源義家の像などが点在、参詣とともに芸術作品が鑑賞できる。

屋根だけの覆い屋と玉垣に囲まれた本殿は、文政9年(1826)棟梁、下総香取郡中村西谷住の並木文蔵(通称・多古の文蔵)、大工、下総葛鹿郡八木村住の染谷磯右衛門(通称・八木の文蔵)の手によって再建された。東向きの権現造の本殿背面と南面、北面の胴羽目には、養老、高砂、玉巵弾琴が精緻に彫り深く刻まれ、かって馬産地だった駒木の地にちなんで高欄下には馬の様々な姿態が彫られていて興味深い。これらの見応えある彫物と、軒下や高欄下の組物が調和して非常に均整のとれた社殿になっている。本殿は通常非公開。
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