沼田神社( 福島県

所在地:福島県国見町
彫師:伝、高成田村(現、保原町)長谷川雲橋
彫物製作年代:弘化年間(1844年頃)

江戸時代天領だった国見の年貢米の積出しが行われた、徳江川岸に鎮座している沼田神社。祭神は天照大神で、由緒などは不明。本殿は覆屋の中にある。覆屋の窓にはアクリルが張ってあり中は見えにくい。養蚕を行う家は、夜風(ねずみ)除けに神社本殿の中にある玉石を借りて家の神棚に祀り拝み、蚕が終ると返納した。年2回(4月3日、11月3日)の例祭日には公開され、本殿の彫刻を拝観することができる。町指定有形文化財

本殿は弘化年間(1844年頃)に建てられた。棟札などが無い。伝承では、本殿の彫刻は、上方から来た彫師が名主の家に逗留し数年かけて彫り上げたといわれている。また一説には、福島市信夫山の羽黒神社本殿の彫刻を彫った名仏師、高成田村(現、保原町)の長谷川雲橋の作ともいわれている。本殿背面の胴羽目は養老の滝、左右胴羽目、脇障子には二十四孝が彫られている。
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