二柱神社( 栃木県

所在地:栃木県佐野市
彫師:磯部儀左衛門秀重
彫物製作年代:天明三年(1783)

創建は貞享元年(1684)、本殿は天明三年(1783)に再建された。元は聖天宮だったが、明治の神仏分離令で聖天を安楽寺に移し、新たに高皇産霊神 神皇産霊神の二柱を祀り明治6年(1873)に二柱神社となった。本殿の建物を埋め尽くすように彫刻が施されている。装飾彫刻が最も盛んだった18世紀の神社建築の典型であり貴重であり、社殿は栃木県指定の文化財であり、拝殿内部に掲げられている仁田四郎の猪退治の額絵馬も市の文化財に指定されている。

本殿の彫刻は、富田の磯部本家3代目、磯部儀左衛門秀重の代表作。幣殿には四季耕作図、本殿の羽目板は周の恵王にまつわる題材が彫られ、唐子遊びなどもある。当初は彩色されていたが、現在は大分剥がれてきている。本殿正面の向拝部分は比較的彩色が残っているので、当初の姿を偲ぶことができる。社殿は覆屋で囲われているが、充分拝観することが出来る。茨城県桜川市の八柱神社は磯部家分家の作で相通じるところがあるように見受けられる。
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