小泉神社( 群馬県

所在地:群馬県大泉町
彫師:棟梁:武州上尾 内山山城正
彫物製作年代:嘉永7年(1854)

御祭神は、藤原長良公、菅原道真公他二十二柱の神々。小泉神社の創建は、元慶七年(883)で、邑楽郡佐貫荘の荘官であった佐貫弾正良綱の次男の築比地良基が、村の鎮めと安全を祈って築比地宮原の地に、藤原氏の先祖、藤原長良公の威徳を追慕して神霊をおまつりし、この社を長良明神と呼んだ。藤原長良公は、東国に下り、邑楽郡の治安治水につとめ、国土を拓き農工商すべての産業開発に功労があったと伝えられる。
 その後、延徳元年小泉城主富岡主税介直光により社殿が再建され、社領が寄進された。天正18年豊臣秀吉の小田原征伐の際、豊臣軍の兵火にかかり社殿、神宝、旧記はことごとく焼失した。そsののち長良明神は、本村宮原の片隅にわずかに再建された。慶長16年当時の領主であった杉山三右衛門が社地を寄進し、現在地に移転、鎮祭した。明治45年村社菅原神社はじめ町内の神社を合祀して総社小泉神社となった。(由緒略記より)

本殿は、嘉永元年(1848)から嘉永7年(1854)までの7年間を要し、武蔵国足立郡上尾駅の大工棟梁内山山城正により造営された。一間社流造り、切妻銅板葺。明治10年に拝殿幣殿が再建された。源頼朝や義経が題材の胴羽目3面、欄間の唐子遊びなどが見ものだ。それ以上に、正面左右の向拝柱の上り竜、下り竜、左右海老虹梁の竜、軒下組物や高欄下など、上から下まで迫力ある竜の彫物が施されている。
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