真木諏訪神社( 山梨県

所在地:山梨県大月市
彫師:八王子住 藤兵衛父子
彫物製作年代:文政十年(1827)

本殿は一間社、千鳥唐破風つき入母屋造りで、向拝は軒唐破風つき、屋根は当初桧皮葺であったが、現在は銅板葺である。正面の扉、両側面と背面の柱間板壁および脇障子その他に彫刻があり、その意匠構成は見事である。この本殿は、棟札および請負文書によると、文政十年に再建されたもので、市内の代表的な江戸時代の神社建築物である。「大月市教育委員会」

境内には、教育委員会の解説板のほかに公民館が彫刻について詳細に解説した解説板もある。抜粋すると「彫刻の画題は、正面板扉には、高砂の翁と姥に鶴と亀を配し、その裏、外陣側面には老松に笹の葉と波頭、向かって右(東側)は、七福神の神仙、左(西側)は、司馬温公の甕割り、裏(北側)は南陽三顧(三聖人)となっています。・・・脇障子には、右側(東)には仙人が手に持つ椀から竜が雲に乗って昇天する図、左側(西)には仙人の手に持つ瓢箪から馬が飛出る図が彫刻してはめられ・・・。」胴羽目部や脇障子以外の解説も丁寧になされている。
© 2008 Wakabayashi Jun. All rights reserved.