小松神社( 栃木県

所在地:栃木県鹿沼市久野
彫師:神山政五郎
彫物製作年代:明治元年

秋の例大祭で行われる、久野の獅子舞(天下一関白流獅子舞)と本殿が、鹿沼市の文化財に指定されている。獅子舞は文政10年に伝わり、本殿は度々の火災にあったが現本殿は明治元年の再建。獅子舞は一人立三匹の獅子舞で、演目は平庭・笹かがり・弓くぐり。久野の人々の一子相伝で伝承されている。

一間社流造の本殿四囲には、総ケヤキで右胴羽目に高砂の図で翁と姥、 松と鶴亀のほか童子4人と日の出。裏胴羽目は天岩戸開きの図、左胴羽目に馬上の武将が3人の兵士を薙ぎ倒しているところが彫刻されています。さらに腰の部分は右側に 田おこし・代かき、裏側に田植え、左側に稲刈り・脱穀蔵入れの農耕図が時計回りに、生き生きと透かし彫されています。
 この彫刻は、久我の 神山政五郎とその門人泰助正行、常吉政次の手になるものです。農家出身の政五郎61歳の作で、農民の苦労や喜びを的確に表現した力作です。(教育委員会の解説から)
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