浄興寺本廟唐門( 新潟県

所在地:新潟県上越市寺町
彫師:棟梁:篠田宗吉
彫物製作年代:明治21年

真宗浄興寺派本山浄興寺は、親鸞が越後での流罪を許された後、関東に赴き常陸国稲田に建てた稲田禅坊が浄興寺の始まりといわれている。京都本願寺より48年早い元仁元年(1224)の創建。親鸞の死後、遺言により頂骨と遺品が浄興寺に納められた。度々の火災により、茨城、長野、新潟と移転を繰り返した。境内敷地はおよそ一万坪あり、大正4年(1915年)、「寺町大火」により本堂、本廟を除く伽藍のすべてを焼失。延宝7年(1679年)頃建立の本堂は入母屋造りで県下最大規模の真宗寺院建築で、国の重要文化財に指定。本廟は親鸞聖人の御頂骨を安置している。本廟は柏崎の名匠、篠田宗吉が棟梁となり、6年の歳月を費やして明治21年に完成。

本廟正面唐門には、精緻な彫物が施されている。棟梁が篠田宗吉なので、柏崎周辺の彫師の手によるものだろう。中でも唐門正面虹梁の下段に2頭の龍と上段の1頭の龍、左右の小脇板の鯉の滝登り、脇障子の獅子が迫力がありすばらしい。
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