高龍寺( 北海道

所在地:北海道函館市
彫師:越後:原篤三郎、金子九郎次
彫物製作年代:本堂・明治33年(1900)、山門・明治43年(1910)

 寛永10年(1633)創建の函館で最も古い曹洞宗の寺院。初めは亀田地区にあったが、火災で現在地に明治12年に移転。境内に入ると本堂、開山堂、位牌堂、金毘羅堂、鐘楼とある。本堂は青森ヒバと欅で、東北以北最大の山門は総欅造り。開山堂以外山門も含め越後柏崎の名匠・四代篠田宗吉善則が棟梁となって建てられている。棟梁以下すべて越後衆で、副棟梁は沢田吉平、彫刻は原篤三郎、金子九郎次、石工は小林群鳳ほか多数の職人が北前船で函館に渡った。

 本堂は向拝に龍や麒麟、蛙股には十二支の動物、位牌堂には、高僧の逸話の彫物がある。山門の彫物の数では一番多い。龍、獅子、鳳凰や鳥類などが至る所にある。金毘羅社には、向拝虹梁上の龍、木鼻の獅子、蛙股には鳥や動物が草花と組み合わさ、手挟みや脇障子にも鷲のような大型の鳥が彫られている。
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