金華山黄金神社( 宮城県

所在地:宮城県石巻市鮎川浜金華山5
彫師:仙台・平田裕延、平田(翁)裕年
彫物製作年代:明治45年頃

 牡鹿半島の沖、周囲が約26km、山頂の高さが445mの島で、島全体が黄金山神社の神域という信仰の島で、青森の恐山、山形の出羽三山とともに奥州三霊場のひとつ。
第15代聖武天皇の天平21年(749年)黄金が陸奥の国で発見され、陸奥国守の 百済王敬福より砂金900両が朝廷に 献上された。当時越中の国守であった大伴家持は、「 すめろきの 御代栄えむと 東なるみちのく山に 金花さく 」と詠み、この歌から金花山、金華山と呼称されるようになり、金を司る金山毘古神、金山毘売神を祀り金華山黄金山神社が創建された。

 船で金華山に着くと黄金山神社のバスが待っている。バスに乗れば5分、歩けば約15分程度で社務所や売店のある広場に着く。すぐ石鳥居があり、100段ほどの石段を登る。途中随身門を通っていく。石段を登りきると拝殿があり、その奥に唐門があり本殿が鎮座している。随身門、社殿は明治30年の火災で焼失。気仙大工によって15年かけ再建。随身門、拝殿、唐門の彫物は、仙台の平田裕延、平田(翁)裕年親子の手になる。唐門の登り竜降り竜は見事。社務所横の参拝者待合室の彫物も見事だ。
© 2008 Wakabayashi Jun. All rights reserved.