下仁田諏訪神社( 群馬県

所在地:群馬県下仁田町
彫師:大隅流 矢崎善次
彫物製作年代:天保8年(1837)

 創建の年代は不明だが当初は八幡神社だったが、戦国時代に甲斐武田信玄がこの地を占拠した時、国峰城主小幡氏から武田氏を通じて信州諏訪の諏訪大社から建御名方命が勧請された。建御名方命のほか大国主命、事代主命が御祭神。本殿のすぐ脇に樹齢600年の大欅があり、町指定天然記念物に指定。10月の例大祭には、6基の山車が巡行し盛大に催される。

 拝殿本殿は天保8年(1837)、境内社の近頭神社は天保5年(1834)再建。大隅流の矢崎善次、房之進、林之丞親子によって造営されている。両社とも多くの彫物で飾られ、町指定の文化財。国の重文の大隅流柴宮長左衛門矩重の諏訪大社春宮、水上布奈山神社と並ぶ、大隅流を代表する社殿だと思う。拝殿、本殿とも多くの彫物で飾られているが、どちらかというと拝殿のほうが数も多く、種類も豊富だ。龍や獅子は秀逸だが、拝殿の蝦蟇仙人や鉄拐仙人など4仙人の彫物が優れている。
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