笠間稲荷神社( 茨城県

所在地:茨城県笠間市笠間
彫師:後藤縫之助、弥勒寺音八、諸貫万五郎
彫物製作年代:安政・万延年間(1854-1860)

 日本三大稲荷のひとつに数えられている。御祭神は宇迦之御魂神。創建は、社伝によれば第36代孝徳天皇の御代、白雉2年(651年)となっている。江戸時代の面影をとどめる門前町から3つの鳥居をくぐっていく。左右には仲見世が続いている。正面に楼門があり、右手には藤棚、その先には文化10年建立の総門がある。楼門をくぐると正面に拝殿がある。拝殿は昭和35年に建替えられた。拝殿を右手から回りこむと国の重要文化財に指定されている本殿を拝見することができる。

 本殿は江戸時代 安政・万延年間(1854-1860)の再建。正面向拝には、後藤縫之助作「三頭八方睨みの龍」や牛若丸と天狗、海老虹梁には昇り降り竜、手挟みの鳳凰、「唐獅子牡丹」、胴羽目には弥勒寺音八、諸貫万五郎作の「蘭亭曲水の図」など、見事な彫物が多数ある。
© 2008 Wakabayashi Jun. All rights reserved.