布施弁天・紅竜山東海寺鐘楼( 千葉県

所在地:千葉県柏市布施
彫師:不明
彫物製作年代:文化15年 1818年

 創建時に紅竜と空海作の弁天像のいわれのある東海寺。創建は1200年前の807年。嵯峨天皇の勅願寺として建立された。江ノ島、浅草と並び関東三大弁天のひとつに数えられ、ている。利根川のほとりの高台に位置し、隣接してあけぼの山農業公園がある。参道の階段途中に楼門・最勝閣があり。さらに上っていくと、華やかな朱色の本堂がある。境内には三重塔、鐘楼があり、利根川方面の眺めがよい。

 鐘楼は、八角形の石積の基壇、その上に十二角形に柱を建て、円形の縁をめぐらしている。全国に例の無い独創的な鐘楼。設計は、からくり伊賀といわれた谷田部の名主・飯塚伊賀七、大工棟梁は今関峯蔵。
 欄間の温公甕割りや唐子遊びもいいが、頭貫の十二支の籠彫りが見事だ。最初は変な獅子だと思ってよく見たらそれぞれ十二支が彫られていてびっくりした。浪に兎、雲に龍、葡萄に鼠、ほか花と動物の組み合わせで獅子頭の形を作り上げている。
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