布施弁天・紅竜山東海寺楼門、本殿( 千葉県

所在地:千葉県柏市布施
彫師:楼門:後藤常善、本堂:不明
彫物製作年代:楼門:文化7年(1810)、本堂:享保2年(1717)

 創建時に紅竜と空海作の弁天像のいわれのある東海寺。創建は1200年前の807年。嵯峨天皇の勅願寺として建立された。江ノ島、浅草と並び関東三大弁天のひとつに数えられ、ている。利根川のほとりの高台に位置し、隣接してあけぼの山農業公園がある。参道の階段途中に楼門・最勝閣があり。さらに上っていくと、華やかな朱色の本堂がある。境内には三重塔、鐘楼があり、利根川方面の眺めがよい。

 楼門は文化7年(1810)の建立。弁天様の竜宮城のようで1階はかっては漆喰、現在はコンクリートで、内部に多聞天、広目天など四天王の像が、2階には釈迦如来が安置されている。大工は地元布施の藤十郎、彫師は後藤常善。軒下の欄間には鹿と寿老人と唐子、桐に鳳凰、孔雀、そして龍、頭貫の獅子と見応えがあるが、四方の尾垂木の蜃が全身、尾まであるのが珍しい。楼門の彫物は素木で、本堂の彫物は彩色されている。本堂は享保2年(1717)。彫師は不明。
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