瑞石山清水寺( 東京都

所在地:東京都町田市相原町
彫師:八王子の彫師
彫物製作年代:嘉永3年 1850年

 臨済宗妙心寺派の寺院。本尊は釈迦木像。町田街道から一本中に入ったところにある。本堂の左手奥に鐘楼があり、その先階段を上ると観音堂があり、聖観音が安置されている。清水寺(せいすいじ)は坂下観音ともいわれる。寛永元年(1624年)開山。嘉永元年(1848年)伽藍が整備される。観音堂は嘉永3年(1850年)再建された。水屋は天保8年(1837年)、鐘楼は天保13年(1842)に建てられている。境内に天然理心流二代目近藤三助の慰霊碑がある。

 観音堂・鐘楼・水屋は市指定文化財。ともに彫物があるが、観音堂の向拝の龍の彫物は圧巻だ。向拝の中央、木鼻、海老虹梁に見事な龍の彫物がある。紅葉時期だったために、もみじの紅葉が古びた彫物に映え、そのすばらしさ印象深さが倍増していた。彫師は不明だが、境内で出会った地元の古老の方が八王子のほうの彫師で、その子孫の方が絵図も持っているとおっしゃていた。扉の琴棋書画、烏鷺彫物は、姿、表情も愛くるしい。側面、背面の獅子の彫物も見ごたえがある。
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