足長神社( 長野県

所在地:長野県諏訪市四賀普門寺
彫師:拝殿:大隈流の二代矢崎善司、伊藤安兵衛、舞屋:大隅流の石田房之進、矢崎林之丞
彫物製作年代:拝殿:天保14年 1844年、舞屋:文久2年 1862年

 手長さま足長さまと称し諏訪地方では敬われている。元は桑原郷の総鎮守で、足長さまとともに祀られていたが、鎌倉時代に桑原郷が上桑原と下桑原に分けられたとき、下桑原に手長神社が、上桑原には足長神社と鎮守さまも分けられた。
 御祭神は、足摩乳命(あしなづちのみこと) 諏訪大明神の曾祖父、奇稲田姫の父神 。手長神社から南に3キロ、諏訪市街を一望できる桑原山の中腹に鎮座する。 道路より急な階段を登ると舞屋のある広場があり、杉の木の鳥居を通っている階段を登ると社殿がある。

 拝殿の彫物は大隈流の二代矢崎善司、伊藤安兵衛、舞屋は同じく大隅流の石田房之進、矢崎林之丞らによる。舞屋には鳥よけなのだろうか、軒下に金網がかけられている。拝殿は、向拝唐破風の飛龍とその下には宝尽し、正面の桟唐戸の両側の脇壁には昇り龍と降り龍があり、諏訪の大隈流の社には、この桟唐戸が大きく彫物も立派なものが多い。それ以外の彫物には舞屋と同じく金網がかけられている。それでも金網越しに彫物は見ることができる。
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