針倉山永林寺( 新潟県

所在地:新潟県魚沼市根小屋1765
彫師:石川雲蝶
彫物製作年代:安政2年〜慶応3年

 明応5年1492年、林泉庵第四世竹岩全虎(ちくがんぜんこ)大和尚を招請して開山。江戸時代、作州津山藩松平家より拝領の和幡荘厳具等の数々、松平忠直公、光長公の香華所であり位牌を安置し、葵の紋章を許された寺院。そして幕末の名匠「石川雲蝶」が十三年余りの歳月にわたって滞在し、彫物、絵画が百余点も残る、雲蝶作品の最大の所蔵寺である。曹洞宗の寺院だがニコニコ宗、皆の宗双本山永林寺と名乗っているように、佐藤憲雄住職の気さくでユニークな人柄から、全国に永林寺友の会会員がいる。

 本堂はさながら雲蝶の彫物の美術館のようだ。外陣欄間には龍、孔雀、小夜之中山蛇身鳥の怪奇譚が、香炉台には天邪鬼、位牌堂の欄間には有名な天女が笛、太鼓、笙で雅楽を演奏し、仏壇の上部には天女のような迦陵瀕伽がいる。以下永林寺のHPから。
「幕末、時の永林寺住職弁成和尚と雲蝶が賭けをし和尚が勝ち、雲蝶が約束通り永林寺へ来たのが、本成寺の納骨堂(明治28年に焼失)が完成した後の安政2年であり、慶応3年までの13年間滞在し欄間を始めとする彫工・絵画を数多く残し、その後明治14年に再度来山し、晩年期最後の作品を完成させたのが、燈籠台と香炉台です。」
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