浄泉寺( 静岡県

所在地:静岡県松崎町
彫師:小沢半兵衛
彫物製作年代:安永9年 1780

 室町時代の応永21年(1414)に創建された浄土宗の古刹。境内から湧き出る清水が寺名の由来で、本堂裏手には池泉を配した庭園があり江戸時代に伊豆の三庭園といわれた。本堂はは安永9年(1780)の再建。経堂内の輪蔵は文化7年(1810)寄進で石田半兵衛が棟梁。墓地には半兵衛の息子石田一仙の墓がある。裏山に波切不動尊や西国33観音がある。浄泉寺から円通寺に通じる山裾の「仏の小道」には、可愛らしい石仏が見られ、静かな散策コースとなっている。

 本堂の彫物は小沢半兵衛の手になり、向拝の獅子の表情がなんともユーモラスだ。内部の欄間には十六羅漢の透かし彫があり、ひとりひとりの表情、姿が見事に彫られ、また中央の欄間には迫力に満ちた龍、獅子が彫られている。
© 2008 Wakabayashi Jun. All rights reserved.