白井鷲神社( 千葉県

所在地:千葉県白井市
彫師:常州狸渕 後藤市造
彫物製作年代:天保13年 1842年

 延宝5年(1677年)9月初酉の日の創建と伝えられている。祭神は天日鷲命(あめのひわしのみこと)。現在の本殿は棟札から天保13年(1842年)の建立。一間社流造、総ケヤキの素木造り。本殿と鳥居は市の文化財に指定されている。鳥居は石造で宝暦9年(1759年)建立。市内で2番目に古い鳥居。(最古は白井鳥見神社)「天下大平国土安全宝暦九辰卯年」と「松平五良兵衛」等と刻まれている。かつて旧暦九月の初酉の日には露店数十軒がでるなど、開運・商売繁盛の神様として近隣の信仰を集めていた。

 本殿は多くの彫物がある。彫師は常州狸渕、後藤市造、後藤平治、後藤吉蔵、後藤寅蔵。後藤市造は、明治23年の第3回内国勧業博覧会で獅子の彫物で花紋賞牌を受賞した後藤縫之助の兄弟子にあたる。胴羽目には、玉巵弾琴、二十四孝の楊香、高砂など。欄干下の羽目板には唐子遊びと波に亀、脇障子の鷲、登高欄の鯉の滝登りなどの見事な彫物があり、とくに人物の表情がとても豊だ。
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