八柱神社( 茨城県

所在地:桜川市真壁町塙世
彫師:磯部義兵衛英信
彫物製作年代:天明5年 1785年

 もとは寛平2年(890)の創建と伝える金剛院の聖天堂。明治の廃仏毀釈のさい金剛院が廃された時、華麗な彫刻の施された聖天堂を惜しんで、素盞鳴尊を祭る牛頭天王社を遷座し、社名を塙世神社とした。さらに塙世村内の雷、愛宕、富士浅間、新宮八幡、稲荷、日枝、厳島の7社を合祀し改称した。境内には欅の古木がしっかりと枝をひろげている。

 拝殿は昭和62年の再建。本殿を飾る彫物は天明5年(1785)下野国富田住の彫物師磯部義兵衛英信の作。様々な彫物で飾られている社殿だが、なかでも胴羽目と腰板の彫物が見ものだ。胴羽目には中国の故事が題材となっていて、西王母、陶淵明、巣父、漢の武帝、李白観瀑、鄭恩遠、弾琴など、唐子遊びは、闘犬、蕪引き(二股大根)、踊り、春駒、鶏合、万歳、相撲、獅子舞、魚捕りなど。
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