大杉神社玉垣( 茨城県

所在地:稲敷市阿波958
彫師:嶋村圓鉄
彫物製作年代:正徳年間(1711〜1716)

 大杉神社は、通称 あんばさまと呼ばれている。祭神は倭大物主櫛甕玉命(やまとおおものぬしくしみかたまのみこと)および大己貴命・少彦名命。境内の大杉を御神体としているので大杉神社となった。創建は神護景雲元年(767年)と伝えられる。仁治2年(1241年)に京都の今宮神社から大己貴命・少彦名命を勧請し合祀した。江戸時代以降、疱瘡除けや水上交通の神として、関東一円と東北の大平洋側に信仰が広がった。

 社殿を取り囲む玉垣(瑞垣)の二十四孝、本殿腰組の仙人の彫物は名匠嶋村圓鉄の手になる。文化13年に再建される前の社殿の彫物も圓鉄の作だった。正徳年間(1711〜1716)に圓鉄により彫られた二十四孝の彫物は、その後大杉神社に参拝する地域や神仏習合の色合いの濃い神社などに模倣されて広まっていった。(千葉県匝瑳市の飯高神社、香取市布馬の愛宕神社、八千代市萱田の飯網神社など)
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