平野箒根神社( 栃木県

所在地:矢板市
彫師:後藤縫之助
彫物製作年代:明治15年 1882年

 祭神は下野の国の開発に携わった豊城入彦命(とよきいりひこ、崇神天王の第一皇子)と大国主命を併せ祀っている。塩原町宇津野(元箒根村)に鎮守する嶽山箒根神社を本社として、平野の地に分霊分祀し村の鎮守としたも。箒根神社の分布は高原山山麓に限られ、塩原町と矢板市のみ。箒根神社という社名は、この地方独特のものである。

一間社流造りの本殿には後藤縫之助の彫物で飾られている。 後藤縫殿之助は安政年間、重要文化財笠間稲荷神社の主要部を彫刻し、明治23年第3回内国勧業博覧会に獅子猊を出品、花紋章牌を受賞。縫殿之助の称号を受けた名人で、この箒根神社は56才の時の仕事。この社殿の完成の後、隣村の立足の箒根神社の彫物も依頼され翌年明治16年に仕上げている。両箒根神社社殿とも矢板市指定文化財。
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