雄物川八坂神社( 秋田県

所在地:秋田県横手市
彫師:中島重栄
彫物製作年代:明治44年 1911年

 八坂神社は、明治44年に丸沼神社〔両頭権現社〕(水波女命)上大見内地区の神明社(天照大神)・船沼地区の八坂神社(須佐男命)・小出地区の雷光神社(鳴雷神)・手取地区の稲荷神社の5社が合祀され、丸沼神社のあった場所に八坂神社として祀られた。そのため祭神は水波女命・鳴雷神・須佐男命・天照大神が祀られている。

 彫師は横手の中島重栄の作。拝殿には彫物は少ない。しかし本殿の四面には様々な題材、意匠の彫物が多くある。特に向拝の龍や胴羽目に波が多く用いられ、海老虹梁には松に鷹など、関東の彫物にはない独特な意匠の彫物がある。特に屋根を支える四隅には、秋田地方に多く見られる力神があり、屋根を必死に支えている姿は力強さに溢れ迫力に満ち満ちている。
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