高梨神社( 秋田県

所在地:大仙市払田
彫師:円満造
彫物製作年代:大正5年 1916年

 大正5年に周辺の村々の神社を合祀して創建。標高65Mの小高い真山頂上に鎮座している。平安時代の城柵遺構である払田柵遺跡の外柵内に立地する。真山の中腹は公園のようになっているが、階段を上っていくと社殿の建つ広場に着く。社の手前には樹齢600年といわれている姥杉が屹立している。訪れた時は朝だったので、霧につつまれていて神秘的な雰囲気がした。社殿は市の文化財に指定されている。

 社殿は大正5年建立。棟梁は斎藤兼治郎、彫物は高橋市蔵こと円満蔵。拝殿こそ彫物は少ないが、本殿には竜虎、獅子、龍頭など多くの彫物がある。特に向拝の竜虎は迫力がある。
 円満造 秋田県大仙市豊川に屋根職人の長男として生まれた。13歳で大工として見習いを開始し、16歳で一本立ち、19歳の時には宮大工として関東、東海道まで行っており、県内はもとより東北各地の神社仏閣に優れた彫物を残し、「東北の左甚五郎」と言われた。豊川のエマゾ屋敷に家を建てて住んだことから、円満蔵と呼ばれている。「円満蔵甚句」の作者として知られ、これを原型にした「ドンパン節」は全国に流行した。慶応4年(1868)〜昭和20年(1945)
© 2008 Wakabayashi Jun. All rights reserved.