明星山正光寺( 群馬県

所在地:太田市阿久津町101
彫師:上州花輪 石原改之助知信
彫物製作年代:文久2年 1862年

正光寺は、寛平年間(889〜898)、大和国の阿闍梨によって創建され、元和年間、現在地に移転。寛文年間(1661〜1672)に中興されている。真言宗の寺院だが、無住のため普段はひっそりしている。簡素な山門を入ると、広い境内に瓦葺入母屋造りのどっしりとした本堂がある。境内の西側に墓地が広がっている。

棟札に文久2年(1862)、彫物師棟梁・石原常八知信とある。上州花輪の名工二代石原常八主信の一門・石原改之助知信のことだ。向拝には龍と獅子の彫物がある。手挟みの鷹など、二代常八の彫物にも見劣りはしない。本堂の内部の欄間には彩色の施された親子龍、獅子と牡丹のほか、滝に打たれているシーンなど、テーマがわからないが様々なシーンの彫物がある。
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