榛名神社( 群馬県

所在地:高崎市
彫師:上州上田沢 関口文治郎
彫物製作年代:文化3年 1806年

 綏靖天皇の時代に鎮座し、用明天皇元年(586年)に社殿が造営されたと伝えられる。延喜式に記された式内社。赤城山・妙義山と共に上毛三山の一つとされる榛名山の神を祀る神社で、現在の主祭神は火の神・火産霊神と土の神・埴山姫神である。水分神・高靇神・闇靇神・大物主神・木花開耶姫神を合せ祀る。
江戸時代になって、上野寛永寺の下に属し、別当が派遣されて管理がされてきた。榛名講も組織され関東一円から参拝者が集った。明治の神仏分離により仏教色が廃され、元の榛名神社に復した。
随身門から本殿までは約700m。老杉や巨岩奇岩を眺めながら参道は沢沿いにゆるやかに上っていく。神域を歩いている厳かな雰囲気が感じられる。双龍門を過ぎ、階段を上って行くとご神体のお姿岩が見えてくると本殿に着く。本殿、神楽殿、国祖殿、額殿などが建ち並んでいる。

拝殿、幣殿、本社一体の権現造り。国指定重要文化財。文化3年(1806)の再建。本社は隅木入春日造・正面三間、側面二間。幣殿は両下造・正面一間、側面三間。拝殿は入母屋造・正面千鳥破風、両側面と向拝に軒唐破風をつける。本社は御姿岩に接し岩奥に御神体をお祀りしている。拝殿向拝周りに彫物が多い。彫師は関口文治郎。格天井の花草飛龍の絵は仙台藩の絵師根本常南の筆による。 向拝の前に立つと、左右の海老虹梁に巻きついた龍を見ることができる。海老虹梁に巻きつきうねっている様は圧巻だ。
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