医光寺( 群馬県

所在地:桐生市黒保根町上田沢326
彫師:上州上田沢 関口文治郎
彫物製作年代:

 弘仁11年(820)弘法大師が薬師仏を刻み開創したと伝えられる。真言宗の寺院。赤城山信仰を物語る永禄元年(1558)造像による、虚空蔵菩薩像(銅鋳座像)があり、群馬県指定重要文化財となっている。仏像は総高36cm。もともと赤城山小沼の本地仏である虚空蔵菩薩像として、小沼東方の小地蔵岳山頂のお堂に安置されていたが、明治後期にお堂が荒廃してしまったため医光寺に背負い下ろした。このお堂は医光寺の管轄で、仏事は医光寺が執行していた。赤城山小沼に入水し蛇の化身となった赤堀道元の娘が着用していたといわれる帯もある。また新上州三十三ヶ所観音霊場の第2番札所にもなっていていて千手観音を祀っている。

本堂の欄間には、厚肉の透かし彫りで両面図柄が施されており、中国の故事「 二十四孝」を中心とした題材であり、彩色がされていて、多少色褪せすすけているが原色が保たれている。彫師は地元上田沢出身で、当時上州の左甚五郎と称された関口文治郎有信と伝えられている。これらの彫刻欄間は桐生市指定重要文化財になっている。拝観は事前連絡を。医光寺TEL 0277-96-2300
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