篠津久伊豆神社( 埼玉県

所在地:白岡町篠津
彫師:立川音吉
彫物製作年代:安政5年 1859年

康治元年1142年に創建されたと伝えられている。祭神は天穂日命、大巳貴命、大山祇命が祀られている。篠津の地は、平安時代末期に全国に勇名を馳せた武蔵武士団のひとつ野与党発祥の地とされ、その守護神として崇敬されていた。この地は江戸時代の日光街道(春日部宿)と中仙道(鴻巣宿)を結ぶ街道の宿場として栄えたところであった。現在の社殿は、安政元年(1854年)から、5年間の歳月をかけ完成した。

本殿には「神功皇后三韓出兵・天の岩戸・源頼政御殿」などの彫刻がある。彫工は天保13年(1841年)生まれの立川音吉。音吉は彦根藩家臣の家から江戸の仏師に養子となり、佐野の立川芳治の下で宮彫を習得した。その後、篠津久伊豆神社の彫刻を依頼され、白岡に住むようになった。
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